お子さんが生まれたお客様から学資保険に入りたいとのご依頼を受けたり、また若いご夫婦のライフプランニングをしていて学費の準備を考えたりすることが、よくあります。
では、子どもの教育費はどうやって、どのくらい準備すれば良いのでしょうか。
インターネットで検索してみると
中学校は入学時に〇万円、毎月〇万円
高校は私立だと入学時に〇万円月に〇万円
大学は総額〇百万円、下宿の場合さらにもっと!!
私たちも
「お子さんは高校は県立が良いですかね?」
「大学は行かせたいですか?」
などど質問してみますし、
お客様も
「県立に行ってくれればいいですね」
「今の時代ですし、子どもが大学に行きたいといえば、行かせたいですよね」
とおっしゃいます。
でも正直、わからなくないですか??
わからないと思うのです。
例えばうちの子どもの場合ですが・・
上の二人は公立中学へ行き、それぞれ私立高校と県立高校へ進学しました。
現実、本人の希望だけではなく、合否の結果で左右されます。
大学への進学は、高校に入学してから文理の選択や公立受験をするかどうかを考えます。下宿の必要があるかどうかなんて、更に後です。
高校授業料無償化で、昔に比べて高等学校の学費負担は軽減されていますが、所得制限もあるので、対象外となる家庭も多くあります。
子どもが高校生になるころ、夫婦でどんな働き方をしているのか、これもわからないことだと思うのです。
大学進学には大きなお金がかかるので、心配ではありますが、それまでの18年間にも色々なことが起きます。
塾(受験直前は塾費用がかなり増えます)や習い事、部活にたくさんのお金がかかることもあります。
とはいえ、分からないとばかり言ってはいられませんね。
では、どうすればよいのでしょうか?
焦点の当て方を変えてみる
一つの考え方として
「学資保険等でいくら準備しておけばよいのか」よりも
「将来の教育資金の準備のために、今、いくら使えるのか」
に焦点を当ててみては、いかがでしょうか?
まずは今の生活に無理が出ることのないような範囲で積立などを始めてみる。
そして他の方法でも貯蓄をする。
大きなお金が必要な時に必ずお金を用意できるように満期まで手を付けない資金と、
途中で必要になった時にいつでも引き出せる資金に分散させることが重要です。
そして、一番大切なのは、少しでも良いのでとにかく始めることです。
いくらあれば足りるのか、不確定なことで迷うより、今できることを始めましょう。
「時間は資産を作ります」